成年後見人の仕事「身上監護」(2022/1/23)
財産管理と並ぶ大きな仕事が「身上監護」と呼ばれるものです。身上監護とは、被後見人の生活や健康、療養上の世話をすることです。しかし世話をするといっても、後見人自らが車いすを押したり入浴介助をしたりするといったような実際の行為を指すわけではありません。そうした行為が必要か否か、必要な場合にはどこの機関や制度、サービスと連携するかなどを判断し、契約や費用の支払いを本人に代わって行うといった法律行為を行うことが後見人の仕事になります。そのため、医療・介護・福祉等の広い分野での知識も必要になります。